うまみがぎゅっとつまったお米
伊吹山の清らかな雪どけ水に恵まれた滋賀県長浜市。
れんげ緑肥を用いて土づくりをし、育てられた、そふぁらさんのお米です。
坂ノ途中スタッフの間でも「自然な甘さが美味しい」「あっさり甘くて後味がいい」と、とっても人気です。
つくり手のこと
■そふぁら・筧太津郎さん(滋賀県長浜市)
サラリーマンとの兼業で実家の米作りを手伝っていた筧太津郎さん
体調を崩した経験から、農薬、化学肥料に頼らない農法に導かれ、それを機に専業農家に。
~土が変れば、味が変わる。それが米の自然の味~
筧さんは、10年以上にわたって田圃の土の改良を行ってきました。用いたのは緑肥(りょくひ)。農薬や化学肥料が出回るずっと前、昔から肥料として使われていたレンゲソウの力を借りました。自然の力とともに、丹精込めて育てたお米は濃い味わいを持ち、これこそが米のほんとうの味なのだと、笑顔で話す筧さんが印象的でした。
「そふぁら」という屋号の由来は、「相・笑・楽」という文字の連なりから。「お互いに・楽しく・笑いあう」そんな畑にしたいという思いから名付けられたそうです。
思いがたっぷりつまった畑で育った筧さんのお米、どうぞ召し上がってください。
ご注意点
■玄米の調製年月日について
玄米には裏面の品質表示ラベルに調製年月日を記載しております。
調製年月日とは、農家さんがもみすり(稲もみからもみ殻を取り除いて玄米にする作業)をした日付のことです。
年に1度のお米の収穫に合わせてもみすりをする農家さんが多いため、調製年月日には稲刈りのころの日付が記載されていることがほとんどです。
玄米は、白米と違って、長期保存してもほとんど劣化しませんので、調製年月日から時間がたっていても品質には問題ございません。
■未検査米について
未検査米とは、品種や銘柄についての検査を受けていないお米のことです。
品種銘柄検査を受けていないと、品種名、産地、産年を袋に記載できないというルールがあります。
この検査は、食味や農薬使用の検査ではありません。ですから、検査の有無によって品質が変わるということはありません。
坂ノ途中では品種銘柄検査を重視していません。
見かけることの少ない品種のお米や、農家さんが自家採種されているお米、「検査にお金使うのはイヤやわ」というポリシーの農家さんのお米については、未検査米を扱うこともあります。
■小石や種の混入について
坂ノ途中がお取り引きしているお米農家さんは大規模とは言えません。大手の精米所で用いられるような高性能な選別機を使用していないことがほとんどです。そのため、丁寧に選別はしているものの、稲刈り時の小石や、クサネムと呼ばれる雑草の種(小さな黒い粒)がお米に混ざってしまうことがございます。
お米の品質には問題ございませんので、お米を研ぐ際に取り除いてお召し上がりいただければと思います。気になるような状態でしたら、お手数ですがご連絡くださいませ。
■お米の保存について
お米の保存は、風通しがよく、直射日光のあたらない、15度以下の場所が適しています。
季節や温度を気にせず、お米をおいしく保つことができる場所は、冷蔵庫の野菜室です。ーにおい移りを防ぐため、ペットボトルや密封できる容器に入れて保存し、お届けから30日を目安にお召し上がりください。
■コクゾウムシについて
虫などの侵入を防ぐために倉庫の管理や選別機でのチェックを丁寧に行っていますが、まれに「コクゾウムシ」と呼ばれる虫がお米の中に入り込んでしまうことがございます。虫は、畑ではなく収穫後に侵入し、お米に産卵して増えていきます。虫が侵入したお米がひと粒でも入ってしまうと、特に常温保存では短期間で増えてしまうことがございます。
気温が20度を超えると活動が活発化するので、気温・湿度が高くなる時期には、特にお米の保存場所にご注意ください。
田んぼと食卓むすぶ まいにちのお米
お米が育つ背景や、その豊かな味わいについてもっとお伝えしたい。そんな思いを込めて、「田んぼと食卓むすぶ まいにちのお米」というお米の特集ページをご用意しました。
おいしいお米を味わうことが、田んぼとわたしたちの食卓をむすび、未来につづく農業や暮らしを考えるきっかけとなりますように。