ごくごく飲める、爽やかなにんじんジュース
長野県南箕輪村でお野菜や小麦を育てる〈春庭農園〉さんのにんじんと、その隣の宮田村でりんごを育てる〈りんご屋すぎやま〉さんのりんごをぎゅっと搾ったジュースです。
にんじんとりんごのフルーティーな味わい。とろっと果肉を感じるけれど、さらりとした舌ざわりで、あと味はさっぱり。
春庭農園・大川さんは「生で食べても美味しいにんじんを一年中楽しみたい」という思いから、こくのあるにんじんに、相性のよい甘酸っぱいりんごを加え、にんじんとりんごがいい塩梅になるようレシピを考えて、搾ってもらったそうです。
冷やすと、暑い日にもごくごく飲みすすめられる爽やかなジュース。この夏のおすすめです。
春庭農園さんのこと
「いつも届けてくださるお野菜のようすから、きっちりとした方なんだろうなぁと思っていたら、その仕事の丁寧さは想像以上だった!」と、畑を訪ねたスタッフが驚くほど、気持ちよくととのえられている、春庭農園さんの畑とそこで育つお野菜。
南アルプスと中央アルプスに挟まれた伊那谷の麓に位置する南箕輪村に、その畑はあります。まわりには雄大な山々がそびえ、気持ちのいい景色が広がっています。
大川さんご夫婦がこの村で就農したのは、2009年のこと。卓さんはそれまで、木工職人の仕事をしていましたが、あるとき、自身の化学物質過敏症をきっかけに、「食べるものを自分でつくろう」と考えるようになったそうです。本を読んで勉強するうちに、「農業は、ただ単に商品を作って売るというだけの仕事ではない」と感じ、そこが魅力に思ったと言います。それから、直感を頼りに南箕輪村へと移住し、ふたりで〈春庭農園とうまこパン〉をはじめました。
今は、にんじん、ブロッコリー、ズッキーニ、かぼちゃ、米や小麦などを育てています。小麦は、陽子さんが農閑期の冬のあいだだけ開くパン屋さんで使っているそう。
これからやっていきたいことを訊ねると、もっと近場での循環を大切にしたい、その一つとして、廃棄されている地域内の資源を畑へ循環させていきたいと話してくれました。今も畑の土づくりに取り入れている廃菌床(きのこを育てる際の培地となる菌床を使い終えたもの)をはじめ、長野の酒蔵から出る酒粕などを利用して、自分たちの畑から、エネルギー・資源の循環に取り組んでいこうとされています。
にんじんドレッシングのレシピ
「春庭農園の人参と林檎のジュース」を使ってつくるドレッシングのレシピを、春庭農園の大川陽子さんに教えてもらいました。
にんじん、りんご、レモン汁だけでできたシンプルなおいしさのジュース。そこに、ごまと調味料をあわせ、瓶を振って混ぜたらできあがりです。
にんじんとりんごの爽やかな甘みと、ごまの香ばしさ。グリーンサラダにかけて、もりもりと野菜を食べたくなるドレッシングです。
材料
にんじんとりんごのジュース 100ml
白すりごま 大さじ3
しょうゆ 大さじ1/2
純米酢 大さじ1
菜種油 大さじ2
塩 3つまみ
つくり方
すべての材料を合わせて蓋付きの瓶に入れ、よく振ってできあがりです。