しゃきしゃき、もちもち、ほくほく、加賀のれんこん
日本海につづく、石川県中部の河北潟。加賀れんこんの産地からお届けします。
加賀のれんこんは、でんぷん質が多く、粘りが強いのが特徴。
生のまま、しゃきしゃき。じっくり火を通して、ほくほく、もちもち。いろいろな食感を楽しめます。
季節とともに変わりゆく味わい
れんこんって生きものだなぁと感じます。収穫の時期によって少しずつ違う味わい。
石川のれんこん農家さんから時期によって変わるおいしい食べ方を教えてもらいました。
初秋、収穫がはじまってすぐのころは、みずみずしいれんこん。
甘味があり、生で食べられるのもこの時期ならでは。さっと茹でて酢れんこん、軽く炒めてきんぴらなどがおすすめです。
晩秋から冬にかけては、葉、茎から根にでんぷんを蓄え、しっとりとした食感が増していきます。
厚めに切って焼いたり、煮物にしたり、すりおろして蒸したり。温かいお料理を楽しんで。
春が近づくと、次のシーズンに向けて種の準備をはじめるれんこん。
種れんこんを残すために養分を送り出して、でんぷんが糖に変わりあっさりとした味わいに。アントシアニンの影響で見た目が灰色っぽくなるのも、この時期の特徴です。
素揚げのれんこんチップスや、蒸してサラダなんかもいいですね。
土のなかで、季節とともに成長するれんこん。
そのときどきの味わいを活かしたお料理で楽しんでみませんか?
れんこんのおいしいレシピ
シンプルに焼いたれんこんの味わいは格別です。
パセリとレモンを使った香り豊かなバターソースが、滋味深いれんこんとよく合います。
すりおろすともちもち、みじん切りにすればシャキシャキ。いろいろな食感を楽しめるれんこん。今回は縦切りにし、もちもちとした食感を楽しめるから揚げにしました。
青のりをまぶしても美味しいですよ!
れんこんのすりおろしを使った簡単もちもちなチヂミです。
キムチを入れて少しピリ辛に。お酒のおつまみにも、お子さんのおかずにも。
ほかにも、いろいろなれんこんのレシピをご紹介しています。
試してみてくださいね。