寒い日に、ほかほかのお鍋と楽しむワイン
秋も深まり、冷たく澄んだ空気を感じるようになりました。
11月は、冷え込む日の定番メニュー、お鍋にぴったりのワインをお届けします。
白ワインは、魚介やきのこのお鍋に合わせたい一本。赤ワインは、しっかりした味わいの味噌煮込み鍋とのマリアージュをイメージして選びました。
シンプルで手軽なお鍋でも、そこにおいしいワインがあれば、食卓がぱっと華やかに。ちょっとしたホームパーティーにもいいですね。
ワインの紹介
■ソアリェイロ ALLO 2023
ポルトガルには「ヴィーニョ・ヴェルデ」と呼ばれるワインがあります。北西部ミーニョ地方の特定の地域で栽培されたブドウだけをつかったもので、フレッシュで軽快な味わいが特徴。あつあつのお鍋と相性ぴったりなんです。
白ワインは、このヴィーニョ・ヴェルデから選びました。
第一印象は、ブドウのまろやかな甘みと豊かな香りで華やか。けれど、そのなかにキリっとした酸味とほのかな塩味、苦味があるので、魚介系のお出汁や、ぽん酢、ぴりりと爽やかな柚子胡椒の風味とよく合います。寄せ鍋や魚のしゃぶしゃぶ鍋と一緒にどうぞ。
具材にはきのこをたっぷり入れるのがおすすめです。ワインを開けて飲みながら、じっくり煮込んで、きのこの旨みがお出汁に染み出るのを待ちましょう。お鍋の味にぐっと深みが出るころには、ワインの温度も少し上がって、お出汁にまけないふくよかさを感じるように。味わいの変化も楽しんでください。
~木下インターナショナル ソムリエ・館農さんより~
「ベスト鍋ワインはヴィーニョ・ヴェルデ」と思うようになって以来、毎年この時期になると、ぐつぐつと煮える鍋料理とヴィーニョ・ヴェルデが一枚の絵のように連想されます。
お鍋料理には、しっかりと冷え、きゅっとしまった酸を感じるワインがよく合います。熱くなった口内を冷たいワインが冷まし、酸味はさっぱりと次の具に進む意欲を与えてくれるからです。
ALLOにつかわれているブドウはアルヴァリーニョとロウレイロの二種。しっかり冷やしても感じるアルヴァリーニョのアロマティックな果実味と、ロウレイロのキリリとした酸味とミネラル感で、まさに無敵の鍋ワインに仕上がっています。
産地:ポルトガル ミーニョ地方
ヴィンテージ:2023年
品種:ロウレイロ、アルヴァリーニョ
ワイナリー:ソアリェイロ
ブドウの栽培:全て手摘み
■ファミーユ ミッション レ・リーヴ ルージュ 2021
ぎゅっと詰まったブドウの果実感と、程よいタンニンを感じる赤ワイン。ひと口めに感じる発酵感は、時間が経つごとに味わいが変化していくことを想像させます。
風味がしっかりしているので、合わせたいのはこっくり甘味のある味噌煮込み鍋。具材は鶏肉やきのこ、根菜もいいですね。すき焼きと一緒に楽しんでも!
~木下インターナショナル ソムリエ・館農さんより~
初めてこの生産者を訪問した時の衝撃は忘れられません。大西洋の海岸線が迫る畑、周りの木々は海風で陸側に曲がり、風を避けるようにブドウの樹も驚くほど低い仕立てになっていました。当主ティエリーはそんなヴァンデの地で、究極の自然農法ビオディナミに取り組んで大きな成功を収め、地域全体を上級ワイン産地として知らしめました。当初、家族全員から反対された自然農法を貫き、今では成長した息子たちが、共に未来を目指しています。
産地:フランス ロワール地方
ヴィンテージ:2021年
品種:ピノ・ノワール、ネグレット
ワイナリー:ファミーユ ミッション
ブドウの栽培:手摘み / ビオディナミ
つくり手のこと
■ソアリェイロ
ソアリェイロがあるのは、ポルトガル固有のブドウ品種アルバリーニョやロウレイロのふるさと、メルガッソ。ミーニョ地方の最北端で、スペインと川を挟んで国境を接しています。ここは、ポルトガル語の「ソアリェイロ」が意味するとおり、「日当たりの良い場所」。大西洋の海岸線から100kmほど内陸にあり、海とのあいだにそびえる1,000m級の山が、海からの湿った風を遮断するため、雨が少ないという特徴もあります。
日当たりがよく、雨量が少ない。ふたつの条件を備えるこの地域では、ブドウがしっかりと完熟し、果実味豊かなワインを生み出すことができます。
また、当主のセルデイラさん兄妹は、持続可能な農業と、この土地らしいブドウの味わいをワインに表現することを目指し、自然によりそった農法への転換を行なっています。自社だけでなく、地域のワイン生産の活性化も考え、近隣のブドウ生産者さんと一緒になってその活動に取り組んでいるのも、このワイナリーの特徴です。
■ファミーユ ミッション
ファミーユ ミッションは、フランス西部、ロワール川の河口から南に100kmほど、大西洋に面したフィエフ・ヴァンデ地域にあります。
この土地では、大西洋から吹きつける風が木々をまげてしまうほど強く、ブドウの栽培はとても難しいです。けれど、現当主のティエリー・ミッションさんは、「難しい場所だからこそ、この土地の個性をワインに表現したい」と、1993年からブドウの有機栽培に挑戦しはじめ、1995年にはすべての畑を有機栽培に切り替えました。「最良のブドウをつくることこそが、傑出したワインを生み出すことにつながる。ワイナリーの仕事は、素晴らしいブドウをそのままワインにすることだ」とティエリーさんは語ります。今では、ティエリーさんのワインは世の中に認められ、その成功を見て、この土地でのワイン造りに参入する生産者さんも増えてきているのです。
ファミーユ ミッションとは、フランス語で「ミッション家」という意味。2019年、ティエリーさんの息子のアントワーヌさんとミカエルさんが加わり、それまでの屋号「ドメーヌ サン・ニコラ」から改名しました。
日当たりが良く、海に向かって広がるブドウ畑。ミッション家の三人によって、厳しい環境のなか丁寧に育てられた、ブドウの深い味わいをお楽しみください。
おいしく楽しむために
~届いたら~
ワインの保管温度は16℃くらいが理想です。専用のワインセラーが無い場合は冷蔵庫の野菜室へ。室内の低い位置に、横になるように倒して保管するのがおすすめです。冷蔵庫のドアポケットは温度変化が大きいので、長期保管は避けてください。
~飲む前に~
■ソアリェイロ ALLO 2023
飲み頃の温度は8~10℃。冷蔵庫から出してそのままの温度で楽しめます。食事中はテーブルに置いてすこし温度をあげて楽しむのもおすすめです。温度が上りすぎないよう、冷蔵庫から出したあとも、できればアイスバケツのようなものにボトルを入れて冷やしながら飲んでください。
■ファミーユ ミッション レ・リーヴ ルージュ 2021
飲む30~40分ほど前に冷蔵庫から出して、すぐに抜栓して置いておきます。ワインの温度を少し上げ、空気と触れさせることで、ワインの香りが開いてよりおいしく飲んでいただけます。飲み頃の温度は13~15℃。空気に触れて変わっていく香り、味わいをお楽しみください。
商品詳細
■ソアリェイロ ALLO 2023
・品名 ワイン
・原産国 ポルトガル
・内容量 750ml
・アルコール分 11.5%
■ファミーユ ミッション レ・リーヴ ルージュ 2021
・品名 ワイン
・原産国 フランス
・内容量 750ml
・アルコール分 12.5%
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- ワインの輸入元の倉庫からお送りします。発送予定はメールでご案内します
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