繊細なあじわい、シルバーベル
ベルを思わせる形が特徴の晩生種で、山形県で誕生しました。300gを超える大玉もありますが、味わいはとても繊細。濃厚な甘味とほのかな酸味、とろりとした食感が魅力です。
シルバーベルは、完熟すると皮が黄緑色から黄色に変わります。軸の辺りを押してみて、少しやわらかさを感じれば食べごろです。熟したあとは日持ちしないので、冷蔵庫で保存してお早めにどうぞ。さわやかな香りと、甘味と酸味の絶妙なバランスをお楽しみください。
つくり手のこと
蔵王ウッディファーム 木村義廣さん(山形県上山市)
西洋なしを届けてくださるのは、山形県と宮城県にまたがる蔵王連峰の山麓・上山市にある蔵王ウッディファームさんです。
上山市は周囲を山に囲まれた盆地。その盆地の中心を流れる川に向かってなだらかな傾斜があり、水はけがよいのが特徴です。昼夜の寒暖差も大きいため、特に果物の栽培に適しています。
除草剤や化学肥料に頼らず、米ぬかなどを活かした土づくりを行い、一つひとつの果実を大切に育てています。農薬については、果樹の様子をしっかりと見たうえで、必要最低限の使用にとどめています。
西洋なしだけでなく、ぶどう、さくらんぼ、すもも、ブルーベリーなども手がけています。ドライフルーツやジャム、ジュースなどの加工品のほか、敷地内のワイナリーでは、自ら育てたぶどうでワインも造られています。