昆布の旨みとやさしい山椒の風味の佃煮
天然利尻昆布を、何十年も継ぎ足している調味液と、ちりめんじゃこの旨みがしみだした津乃吉製「じゃこだし」で炊き上げた佃煮です。ほかにはないだしの香りがあり、じっくり手しごとで炊き上げているので、昆布はもっちりやわらか。完熟前に収穫した篠山産の実山椒は、小粒でしびれが少なく香りがよいので、山椒が苦手な方にも好評です。
塩気はまろやかで、昆布の旨みと山椒の香りがごはんのお供はもちろん、おばんざいとしてお酒にもよく合います。
つくり手のこと
明治初期、京都の東山で初代が米穀商を営み、1982年から「ちりめん山椒」の商品開発をはじめた〈津乃吉〉さん。
当初から「素材の魅力が伝わり、ちゃんとおいしいもの」をつくりたいとの思いで非効率なことも必要なこととして、現在も手しごとでつくり続けています。手で見る、手で聞く、手で嗅ぐ作業を大切にし、その日によって表情が変わる素材と向き合う丁寧な仕事ぶりは生産者さんからの信頼も厚いです。
日本の四季のなかで育まれる、土地土地の素晴らしい素材、からだが喜ぶ素材を厳選した商品づくり。長年培った京都の味と、素材を無駄なく使い切る「始末の心」を大切にし、つくり手の思いを味にするようにしています。結果、「美味しいものを作るのに添加物が必要なかったのです」「素材あっての津乃吉」と津乃吉の代表・吉田大輔さんはいいます。
じっくりと素材と向き合い、手間ひまをかけて作り上げた、津乃吉さんらしい「美味しい」を食卓へとお届けされています。