昔ながらの発酵でつくる、香りよいりんごのビネガー
福岡・筑後川の水に恵まれた土地で、300年にわたり酢屋を営む〈庄分酢〉さんから、国産のりんごを静置発酵させてつくる純りんご酢、アップルビネガーをお届けします。
りんご果汁に加え、果実を一つひとつ丁寧に洗って粉砕し、酢蔵のなかでゆっくりと発酵。香りよく、味わい豊かなビネガーに仕上がります。
庄分酢さんで行われている「静置発酵」は、樽の表面の酢酸菌が時間をかけてアルコールを酢にかえていく伝統的な製法。自然の菌の力と職人の技が合わさって、まろやかな酸味が生まれます。
りんごの香りがひろがる爽やかなビネガー。ドレッシングや酢の物、果物を漬けこむフルーツビネガーなど、幅広くお使いいただけますよ。
つくり手のこと
庄分酢(福岡県大川市)
江戸時代初期にあたる寛永元年、筑後国(現在の福岡県大川市)で酒屋として創業したのが庄分酢さんのはじまりです。筑後川の豊かな水と大地に恵まれたこの地は、米どころ。米から酒をつくり、酒から酢をつくり、という自然な流れのなかで、4代目が酢屋をはじめました。今では14代目まで受け継がれ、創業から300年を迎えています。
時代とともに人々の暮らしは大きく変わり、酢の製法も大手による短期発酵・熟成、大量生産が主流となった今ですが、創業した地で地道に昔ながらにつくり続けることこそ、価値あるものだと信じる庄分酢さん。伝統製法、職人の技を受け継ぎながら、お酢をつくり届けています。
アップルビネガーを使ったおいしいレシピ
りんごやレモン、梅など、季節のフルーツを漬け込みましょう。
水やお湯、炭酸水で割れば、酸味がすっきりとしたドリンクに。
梅ビネガーシロップ同様に、お好みの果物250g、砂糖250g、アップルビネガー250㎖でつくれます。
梅ビネガーシロップのレシピを参考につくってみてください。
フェンネルの爽やかな甘みを生かしたピクルス。お肉や魚料理に添えたり、サンドイッチに挟んだり、手づくりタルタルソースの具材にも。
フェンネルだけでなく、季節のお野菜を漬け込んでも美味しいですよ。
箸休めにぴったりの酢の物。とろとろとしゃきしゃき、長芋の食感が楽しめます。