十津川の森の香り、原木干ししいたけ
奈良県、和歌山県、三重県にまたがる紀伊山地の深く深く。奈良の最南端に位置する、十津川村の森のなかでつくられた干ししいたけです。
山の原木で育ち、旨みを蓄えたしいたけを、丁寧に乾燥させています。冷水でゆっくり時間をかけて戻すと、香り良く、小ぶりながら味わいのつまったしいたけに。おだしにも旨みがたっぷり出ているので、お料理に使ってくださいね。
つくり手のこと
大谷平枝(としえ)さん(奈良県十津川村)
干ししいたけをつくっているのは、奈良県吉野郡十津川村の大谷平枝さん(通称とっこさん)。じつは、坂ノ途中代表・小野の母の妹、つまり叔母さんです。
とっこさんはいつも元気で豪快。小野に思い出を聞いたところ、川あそびに連れて行ってもらったときに「これを飲んだら泳ぎがうまくなる」といって生きたメダカを飲まされそうになったというエピソードが。引っ込み思案だった小野少年はとっこさんを前に断ることもできず、飲む勇気も出ず、立ちすくんだとか……。
日本で最も大きな村としても知られる、十津川村。971万人が暮らす東京23区より広いのに、3,500人くらいしか住んでいない、過疎の極北のようなところ、と小野は言います。
村のほとんどが山林に覆われているという、豊かな環境を生かし、林業やきのこの原木栽培が行われています。豪胆ですが心やさしいとっこさん。しいたけづくりはとても丁寧です。数量限定でのお届けですが、十津川の豊かな森で育まれたしいたけを味わってみてください。