ハチミツのような甘味と青りんごのような酸味
ミャンマーのシャン州、ユアンガン地域のコーヒー。 ハニープロセスという方法で精製されていて、青りんごのような爽やかな酸味と、やわらかい口当たりが特徴。「ハニープロセス」とは、コーヒーの果肉から種をとりだした後、種のまわりについている甘い膜(ミューシレージ)を、あえて洗い落とさずに乾燥させて精製する方法です。乾燥中にミューシレージの糖分により発酵がすすみ、はちみつのような甘みが引き出されます。
やさしい味わいのコーヒーなので、おやつとあわせる時には、ドライフルーツやナッツ入りのクッキーなど、素材本来の味がわかるような、でシンプルなものがおすすめです。
【美味しい飲み方】
①ドリップバッグをカップにしっかり固定する
②コーヒー全体を湿らせるようにお湯を少量注ぎ、10〜20秒ほど蒸らす
③粉があふれないように注意しながら、2〜3回に分けてお湯を注いだら完成。注ぐお湯の量は150〜180mlくらいがおすすめです。
農家さんの自宅の庭で育ったコーヒー
ミャンマーの中心部、シャン州ユアンガン地区。標高は1400〜1600m、涼しく土壌が肥沃なため、ミャンマー国内では良質なコーヒーの産地として知られています。
コーヒー生産に適した地域を示すコーヒーベルトにも位置しながら、ミャンマー国外ではこれまであまり有名ではありませんでした。最近は少しずつミャンマーのコーヒーを目にする機会が増え、それにつれてユアンガンも注目されるようになってきています。
大きな農園はほとんどなく、コーヒー生産を主に担うのは、小規模の農家さんたち。それぞれの農家さんが、家の庭先にある小さな畑で育てたコーヒーなので、庭先コーヒーと名付けることにしました。
私たちのパートナー、ジーニーアスコーヒー
ミャンマーの農家さんが手摘みしたコーヒーチェリーは、私たちの現地パートナーであるジーニアスコーヒーが収集・加工して日本に輸出します。集荷、選別、精製、検品、袋詰め……。ジーニアスコーヒーの精製所は、多くの雇用を生み出す重要な存在です。急速に経済発展するミャンマーでは、仕事のない農村部からの若者の都市への流出が課題。ジーニアスコーヒーは、農村部でも生計を成り立たせられる産業をつくり発展させることで、地域を活性化させようと取り組んでいます。
もっといろいろなコーヒーを楽しみたい方へ
海ノ向こうコーヒーでは、世界中の産地を旅するように色々なコーヒを楽しめるコーヒー定期便をご用意しています。
月々1,080円(税込・送料込)から。
毎月2種類のコーヒーをセットにしてお届けします。
ひとつは、私たちが直接産地に通って品質向上に取組んでいるアジアのコーヒー。もうひとつは、アフリカや中南米など世界中の産地から集めた、それぞれにストーリーを持つコーヒーです。
お届けするコーヒーは、美味しいのはもちろん、それだけではなく、環境に配慮しているかどうか、産地の農家さんの生活の向上につながるかどうか、この2つの観点も大切にして選んでいます。
それぞれのコーヒーにまつわるストーリーを読んでいただけるリーフレットも一緒にお届けします。世界中のコーヒー産地を旅するような気持ちで、たくさんのコーヒーとの出会いを楽しんでいただければと思います。