澄んだ色が美しい、搾ったままの生醤油
国産の大豆と小麦、天日塩を原料に使い、火入れなしで仕上げた生(なま)醤油です。島根県奥出雲町の〈森田醤油店〉さんから届きました。
醤油はふつう、火入れして殺菌し、醤油の色味や香りを引き出しますが、生醤油は火入れせずにろ過することで菌を取り除きます。そのため穏やかな味と香り、澄んだ色合いに仕上がります。
すっきりした味わいが特徴ですが、コクと旨みもしっかり感じられ、ほのかな甘みが余韻として残ります。
素材の味を引き立ててくれるような醤油なので、焼き魚やお野菜にたらしたり、ドレッシングにしたり、食材の旨みを楽しむのにおすすめですよ。
つくり手のこと
森田醤油店(島根県仁多郡奥出雲町)
島根県奥出雲町の醤油屋〈森田醤油店〉さん。創業からこれまで100年以上、脈々と醤油をつくり続けてきました。島根県東部の山間地域にある奥出雲町は、冬は寒くて雪深く、夏は暑い、人間にとっては厳しい気候。けれども、冬の寒い時期に仕込み、夏に菌が活発になる醤油づくりには適した環境です。
「食べられるものではなく、食べ続けられるものを」と掲げ、原料には自分たちが自信を持って良いと思えるものを選びます。そして、製造の工程にしっかりと目を配るため、大豆を蒸して小麦を炒るところから、麹をつくって、木桶に仕込み、醤油を絞るところまで、すべてを蔵で一貫。
「100年先も」と、手間ひまを惜しまず、昔ながらの製法を受け継ぎながら、丁寧な醤油づくりを続けています。
スタッフの声
まずは自分たちで味わってみようと、日々商品の魅力を会話やメールからお届けするお客さま担当と商品担当、編集担当のスタッフで、実際に食べくらべをしてみました。最後には、家に持ち帰ってお料理にも。スタッフのリアルな声をお届けします。
お客さま担当:
「お醤油なのに、飲みやすい……」
「甘みがあって、塩気がきつくないですね」
「白身魚のお刺身なんかに合いそう」
商品担当:
「火入れをしていない生醤油。生のままで使うのがおすすめですが、お料理するときに加熱をすると、香りがふわっと立ちのぼります。このあいだ、ピーマン炒めの最後にじゃっとかけてみたのですが、芳ばしくて美味しかったです」
スタッフの食卓から
お客さま担当(佐野):
卵かけご飯やお刺身に合いそうだなあと思いましたが、菜食なので、れんこんもちをつくってみました。砂糖の量をいつもの半分以下にしたのに、十分甘みが感じられました! 砂糖を控えている人にも嬉しいだろうなあと思います。
スタッフ試食会のようすをまとめました。詳しくはこちら