黒豆をトマトベースで煮込んだラグーソース
お正月の煮豆のイメージが強い黒豆。兵庫県の北部、丹波篠山の〈 mani e (マニエ)〉さんから日常的に黒豆を楽しめる商品が届きました。
一般的な大豆などの豆より大きくて食べ応えがある黒豆の特徴を活かして、粗めにつぶしてひき肉のように使い、ボロネーゼ風のラグーソースに仕上げました。動物性の原料は使わず、滋味深い黒豆に赤ワインとハーブを合わせています。アクセントに加えた豆味噌と塩麴が、ほんのり和の味わいも感じさせてくれます。
黒豆は、収穫後に表面に少し傷がついたり、破れたり、サイズが小さかったりと、見栄えで選別され、はじかれてしまうものがたくさんあります。そんな「味に違いはない、はじかれた黒豆を有効に使えないか」と生まれた、黒豆の新しい食べ方を提案するシリーズ商品が「PUNK BEANS」です。レシピは、神戸で地元の食材や季節のもので焼き菓子やデリをつくったり、野菜や豆腐などの日用食品なども行う〈ネイバーフード〉さんと一緒につくられました。
つくり手のこと
豊かな自然が広がる兵庫県丹波篠山の地で、10年前から農薬や化学肥料に頼らず、黒豆や米、和綿などを育てている〈 quatre ferme (キャトル フェルム)〉さん。栽培する黒豆やお米と、近隣農家さんたちの厳選素材を、驚きと楽しさにあふれた食に変えていこうと〈 mani e(マニエ)〉というブランドを立ち上げました。
「自分たちでも農業をしているからこそ、農家さんたちの大変さも分かる」。少しでも仕入れる農家さんの負担を減らせるよう、野菜を直接収穫しに行くこともあるのだとか。新しい商品にはどの野菜をつかうか、農家さんと話し合いを重ねて、信頼関係を大切にしながら、商品を生み出しています。