あったかいお鍋に、白ワインを
はくさい、ねぎ、みずな、きくな……冬に旬をむかえるお野菜をたくさん使ったお鍋は、寒い季節の定番ではないでしょうか。
みずみずしいお野菜たっぷりのお鍋を囲む、あたたかい食卓にぴったりの2種類の白ワインを選びました。
ワインを一緒に選んでくださるパートナーは<木下インターナショナル>さん。
木下インターナショナルさんとは、私たちのオフィスの移転をきっかけに出会いました。
ポルトガルを中心に、世界のワインの産地に足を運んで、生産者さんたちと信頼関係を築き、美味しいワインをを日本に輸入・販売されています。
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シャンパーニュと赤ワインをセットにしたちょっと贅沢なワイン2本セットも。年末年始のお祝いにおすすめです。
1| ヴーヴレ キュヴェ・テ(スパークリングワイン)
・産地 フランス ロワール地方ヴーヴレ
・ヴィンテージ(ブドウの収穫年) 2017年
・ブドウの品種 シュナン・ブラン
・生産者 ドメーヌ ヴァンサン・カレムさん
・ブドウについて 4軒の生産者さんのブドウを原料としています。そのうち2軒は農薬や化学肥料不使用での栽培、残りの2軒はリュットレゾネでの栽培です。
※リュットレゾネ:必要な時に最低限の農薬や化学肥料を使用する栽培方式です。日本における、減農薬や特別栽培といった言葉に近いです
食事の時間を華やかにしてくれるスパークリングワイン。柔らかでふくよかな味わいで、その奥にシュナン・ブラン種という品種のブドウ特有のやさしい酸味があります。石灰質の土壌で育ったことで、どことなく海っぽさが感じられ、魚介のお出汁のきいたお料理に合わせると美味しさが増します。発泡性のワインですが、シャンパンほど主張が強くないので、お野菜をコトコト煮たシンプルな味わいのお鍋やスープにぴったりです。
|つくり手のこと
生産者ヴァンサンさんのブドウ畑は、フランス中部・ロワール川流域の、ヴーヴレというワイン産地にあります。この地を代表する品種シュナン・ブラン種を育て、白ワインとスパークリングワインを造っています。ヴァンサンさんが初めてワインを造ったのは14歳のとき。同じくブドウ農家でワイン醸造家だったおじいさんと一緒につくったそうです。
そこからフランス各地のワイナリーでブドウ栽培とワイン造りの経験を積み、その後南アフリカで4年間ブドウの収穫に従事。1999年に故郷ヴーヴレに戻り、自らのワイナリーでワイン醸造を始めました。ワイン醸造のかたわら、その知識や知恵を若手生産者さんに教えています。南アフリカのワイナリーでもコンサルタントをしているため、ヴァンサンさんを師と仰ぐ人はたくさんいます。
ワイン名のキュヴェ・テの「テ」はフランス語でTのこと。これは、ヴァンサンさんが南アフリカで出会い、共にワイン造りを行う妻のタニアさんの頭文字を取って名付けました。
使われているブドウは、ヴァンサンさんのワイナリー近隣の若手生産者さんたちのもの。有機農法を実践しブドウ栽培を行うヴァンサンさんに共感し、一人前のブドウ生産者を目指している人たちです。若手農家の就農をサポートするために、彼らのブドウでつくったスパークリングワイン。ヴァンサンさん夫妻と、若手農家さんの想いが詰まったワインです。
ヴァンサンさんの食卓ではどう楽しんでいるの?妻のタニアさんにおすすめを聞いてみました。
◆おすすめの食事
・ラディッシュやニンジンなど根菜のロースト
・アスパラガスとアボカドのサラダ
・ジャガイモとリーキ(西洋ねぎ)のスープ
・きのこ料理
◆デザート
・リンゴやアプリコット、マルメロ(西洋かりん)のタルト
・ベイクした洋梨
・ルバーブのクランブル
・イチゴのババロアなど
2| ソアリェイロ(白ワイン)
・産地 ポルトガル ヴィーニョ・ヴェルデ地方 モンサン・メルガッソ
・ヴィンテージ 2020年
・ブドウの品種 アルヴァリーニョ
・生産者 ソアリェイロ
・ブドウについて 近隣の複数の生産者さんのブドウを原料としています。栽培手法はリュットレゾネ。有機栽培を実践しているソアリェイロの栽培家がアドバイスを行い、生物多様性や環境保全に配慮しながらブドウづくりに取り組んでいます
2本目は、誰が飲んでも美味しい、と木下インターナショナルさんが太鼓判をおすポルトガル産ワインを。坂ノ途中スタッフも「ポルトガルワインってこんなに美味しいんだ」と感じた1本です。アルヴァリーニョという品種が持つトロピカルフルーツを思わせる分厚い果実感と、心地よい酸味のバランスが良く、親しみやすい味わいです。このワインは1本目に紹介したヴーヴレよりしっかりとした飲み口。甲殻類との相性抜群です。魚介出汁の野菜鍋はもちろん、貝類や甲殻類を入れた海鮮鍋、カニ鍋、牡蠣鍋からチゲ鍋までどんなお鍋でも楽しめる1本です。
|つくり手のこと
このワインの産地は、ポルトガル北部ヴィーニョ・ヴェルデ地方。スペインとの国境にあるミーニョ川を見下ろすモンサン・メルガッソ地域です。これまでヴィーニョ・ヴェルデ地方のワインは弱発泡で軽快な味わいが特徴とされてきましたが、このワインのつくり手のソアリェイロは、アルヴァリーニョ種のブドウの特性を生かし辛口で熟成にも耐えるしっかりとした味わいのワインをつくり出し、国内外のワイン愛好家に衝撃を与えました。いまや現在のポルトガルのワインをけん引する存在です。
ソアリェイロの現当主はルイス・セルデイラさん。彼の父親が1970年代にアルヴァリーニョ種に注目してその耕作面積を広げました。ルイスさんに引き継がれてからは有機農法に取り組み、生きものたちの多様性を保持しながら高品質なブドウを育て、この産地ならではの味わいを最大限に表現したワインをつくり出しています。
商品詳細
■ヴーヴレ キュヴェ・テ
・品名 スパークリングワイン
・原産国 フランス
・内容量 750ml
・酸化防止剤(亜硫酸塩)/炭酸ガス含有
・アルコール分 12.5%
■ソアリェイロ
・品名 ワイン
・原産国 ポルトガル
・内容量 750ml
・添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩、V.C)
・アルコール分 12.5%