基本情報
場所 広島県 大崎下島・三角島
開始 2018年
目的 広島の耕作放棄地を引き継ぎ、京都との「二拠点農業」にチャレンジしています。
担当 山崎 茜
作物 みかん・レモンなどの柑橘類
setouchi-citrus
やまのあいだと瀬戸内と。

瀬戸内海の安芸灘とびしま海道。広島県呉市の南東、連絡橋で結ばれた安芸灘諸島の島々がまるで庭園の飛び石のように見えることからそう呼ばれています。そのなかのひとつ、大崎下島で明治時代にはじまったみかんの栽培は、今も島を支える大切な産業。海に面した斜面という斜面には段々畑が広がり、瀬戸内のあたたかな太陽が島とみかんの木を照らしています。

みかんとレモンを育てています

坂ノ途中は2018年、この島の農家さんからみかん畑を引き継ぐことになりました。およそ150本のみかんの木を、やまのあいだファームのスタッフ あかねぽんが京都から通いながらお手入れしています。
さらに、そこからフェリーで10分ほどのところにある三角島ではレモンの栽培も始めました。5月に植えた38本の小さなレモンの木はぐんぐんと成長中。みかんもレモンも、農薬や化学肥料に頼らず、手作業で草を刈ったり、虫の見回りをしたり1本1本を大切に育てています。

京都と広島、二拠点農業への挑戦。

やまあいでは、きゅうりや万願寺とうがらしなどのお野菜を、瀬戸内ではみかんやレモンを。あかねぽんを中心に、そんな「二拠点農業」を試みています。背景にあるのは、耕作放棄地のこと。後継ぎがいない、高齢で農業ができない、そんな理由で、耕されなくなった田畑が増え続けています。大崎下島や三角島も例外ではなく、農家さんの高齢化が進み、放棄されてしまう柑橘畑が増えています。
先祖代々守ってきた田畑は、親から子へ、そして孫へと受け継ぐというのが今でも一般的な考え。でも、その地域に担い手がいないのなら、他の場所で農業をしている若者が通いながら、何か育ててみたらどうだろうか?そんな「二拠点農業」というやりかたも面白いんじゃないかな、と私たちは考えています。大崎下島のみかん畑も、島のおじいちゃんが90歳まで栽培をつづけてこられたところをお借りしました。何十年も受け継がれてきたみかんの木。これからも甘いみかんがなりつづけるように、さらにまた次の世代にもつづいていくように。そんなことを願いながら、少しずつ少しずつ、お世話をしています。