こんにちは。広報くらたです。
先週、東北へ松尾芭蕉の「奥の細道」をたどる旅行に行ってきました。(芭蕉と違って電車移動ですが。。)時期も、芭蕉が歩いたのとちょうど同じ頃。平泉、松島、山寺などをめぐり、「ここであの句を詠んだんだなあ」としみじみ。
松島へは、先月別のスタッフも旅行で訪れていたのですが、偶然にも宿泊先が同じでした…!数ある宿の中から同じところを選ぶなんて、一緒に働いていると似てくるんでしょうか。。
 

*農家さん訪問へ行ってきました!*

 
坂ノ途中がお届けしているお野菜は、提携農家さんたちが、土の力を大切にじっくり丁寧に育てたもの。農家さんの思いや畑の様子も、お野菜と一緒にお届けしたい。。そんな思いで、農家さんのもとへも頻繁に足を運び、お話を聞かせていただくようにしています。
今回は、6月中旬に行った「農家さん訪問」の様子をちょっとずつご報告!この日は、農家さんとのやりとりを担当しているスタッフ、京都の店舗スタッフ、法人担当、まかない担当、私・倉田で、3軒の農家さんを訪ねました。
 

*Red Rice自然農園さん (京都府木津川市)*


↑野菜を語る赤穂さん(中央)の口調は愛情たっぷり
ご主人の赤穂達郎さん・奥さんの海佳(みか)さんのふたりで営む、Red Rice自然農園さん。固定種の野菜を中心に、無施肥にこだわり、じっくりと栽培に取り組んでいらっしゃいます。
今回は、丸オクラやナス、空心菜、とうがらしなどの夏野菜の畑と、冬に収穫するレンコンの畑を中心に案内していただきました!
畑の野菜を自分の子どもたちのように語る赤穂さん。強くたくましい子になるよう、赤ちゃん(苗)の時から自然に近い環境で育てるようにしているそうです。
ご夫婦で月に一度、生産会議を行って次の方針や育てるものを決めるなど、力を合わせて、おいしい野菜を育てていらっしゃる姿が垣間見えました!

↑生長中のオクラ。私・倉田も、赤穂さんのオクラのファンです!
 

*穂谷自然農園さん (大阪府枚方市)*


↑ニンジンを抜いてみせてくれる上武さん。いい笑顔!
元々は地質を調べる会社に勤めていた上武さん。仕事柄、土が痩せていくのを目にする機会が多かったことがきっかけで、環境負荷の小さな農業をしよう!と枚方市の穂谷地区で農業をはじめられました。
穂谷地区は、昔から続く里山が今も大切に守られている、自然豊かな場所。穂谷自然農園さんの畑は、この里山の中に20以上も点在しています。
田畑のあぜ道を歩きキャベツやトウモロコシ、ニンジン、ナスなどの畑を案内していただく間に、私たちは空気の気持ちよさにうっとり。
美しい自然を守り、穂谷地区を「有機の里」として盛り上げていきたい、と地域全体の将来を考えていらっしゃる姿が印象的でした!

↑里山の中に点在する畑。とても美しいところでした。
 

*オーガニックnicoさん(京都府京都市)*


↑ベビーリーフの栽培について、担当の中内さんに質問中!
オーガニックnicoさんは、もともと光センサーの研究者だった中村さんが設立した農場です。野菜の栽培とともに、「エコグリーンハウス」という、自然の熱や光の力を生かす、とても熱効率が良いハウスの研究開発にも取り組んでいらっしゃいます。
今回は、ミニトマトがたわわに実ったハウスの中で、その仕組みとミニトマトの栽培についてスタッフの近藤さんが解説してくださいました。
ハウス内のセンサーが集めたデータから天窓や日よけの開閉を制御する仕組みに、一同感心しきり。。
このハウスによって、nicoさんでは少ない加温で、冬でもミニトマトの栽培が可能に。里山保全のために伐採した竹や木をチップにしたものを燃料とする取り組みも始められています。
味が濃い!と評判のベビーリーフのハウスでは、ずらりと並んだ苗を前に、味はもちろん、サラダにした時の色の美しさも意識しているといったこだわりも聞かせていただきました!

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提携農家さんたちの、農業へと一歩踏み出した背景、畑の特徴や栽培のこだわりは、本当にさまざま。直接顔を合わせお話を聞かせていただくといつもたくさんの学びがあります!
それでは、また来週!