こんにちは、広報くらたです。
近所の小学校の桜が咲きました!今週は入学式。真新しい教科書のページは開くとぱりぱりとした感触で、それが嬉しかったことを覚えています。
「おおきなかぶ」や「くじらぐも」など、1年生の教科書に載っていた物語のことは、今でも時々(聖護院カブをお店に並べる時とか…)懐かしく思い出します。
今週は、いろいろな冬野菜の菜の花をご紹介します。わたしは菜の花が大好きで、この時期はおひたし、白和え、炒めものと毎日のように食べています…!レシピはちょっと変わり種のごま和えです。使う青菜はなんでもOK!おうちにあるものでお試しください◎

*いろいろな冬野菜の菜の花*

 
「菜の花」は、アブラナ科の野菜の花芽のことです。アブラナ科の野菜とは、ハクサイやカブ、ダイコン、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、キャベツなど。冬野菜の多くは、同じアブラナ科の仲間なんです。
冬野菜たちは、春が近づき暖かくなってくると、花茎を伸ばし、花を咲かせ子孫を残す準備を始めます。花茎のことを「董(とう)」といい、これが伸びてくることを「とう立ち」と言います。
野菜はとう立ちが始まるとそちらに全てのエネルギーを注ぐため、ダイコンやカブなどの根の部分はスカスカに、葉野菜の葉の部分は固くなってきてしまいます。そのかわり、エネルギーの集中している菜の花は柔らかく甘く、とてもおいしいです!
菜の花は、野菜たちがせいいっぱいの力でつけた、1年で春しか楽しめないもの。なんだか大事に食べよう…という気持ちになります。

↑ダイコンの菜の花

↑ルッコラの菜の花

↑赤茎ミズナの菜の花

↑ハクサイの菜の花

↑タアサイの菜の花
一般に出回っている菜の花は菜の花専用に品種改良されたものが多いのですが、坂ノ途中ではほかにも、ハクサイやダイコン、ミズナ、ルッコラなど、いろいろな野菜の菜の花を扱っています。
見た目はもちろん、味も個性豊か。それぞれの野菜の味の特徴がほんのり出ていておもしろいです。細くて収穫が難しいため、とれるのは少量ずつ。何が届くか、お楽しみに!
 

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今週のレシピ『青菜のトマトごま和え』も、合わせてご覧くださいね。
それでは、また来週!