こんにちは、広報くらたです。
さ、寒いですね…!先週の寒波、東京は雪こそふりませんでしたが霜柱があちこちに。九州育ちのわたしは10℃を切ると震えあがってしまうのですが、東京がもっと寒かった時代もあったそうで。。
14世紀半ばから19世紀半ばの約500年間は、世界的に寒冷な「小氷期」という時期にあたり、特に江戸時代中期は今より5~7℃気温が低かったそうです。江戸でも隅田川が凍り、積雪が2mに達する年もあったとか。ひとびとは火鉢にこたつ、湯たんぽ、カイロでなどで寒さをしのぎ、上野の不忍池や愛宕山におめかしして雪見に出かけていました。寒そう、でも楽しそうです。
***
今週は、アブラナ科の野菜たちから2種類、カーボロネロとプチヴェールをピックアップします!寒い今の時期、味が乗っていておいしいんです。今週のキョードー原田のレシピはとってもシンプル!じっくり焼いて塩をふるだけなのに、驚きのおいしさですよ。カーボロネロ以外に、アレッタでもおいしいレシピです。ぜひお試しください!
 

***カーボロネロ***

 

カーボロネロはアブラナ科の野菜。結球しないキャベツの一種です。イタリア語で「カーボロ」はキャベツ、「ネロ」は黒という意味です。
イタリアのトスカーナ地方が原産とされ、今でもトスカーナの郷土料理にふんだんに使われています。中でもパンと豆、いろいろな野菜を煮込んで作る「リボッリータ」という名物のスープには欠かせない食材です。
表面が細かく縮れていて味がよくからみ、繊維がしっかりしているので煮込んでもあまり煮崩れしません。ほんのりした苦みとコクのある味わいです。
今週のレシピのように油でしっかりと焼くのも、パリッとしナッツのような風味が出るのでおすすめですよ◎
 

***プチヴェール***

 

小さな花が咲いたような葉が愛らしいプチヴェールも、カーボロネロと同じくアブラナ科の野菜です。芽キャベツとケールをかけあわせたもので、25年ほど前に静岡県で誕生しました。ケールのような苦みはなく、優しい甘みがあります。
芽キャベツと同じように、スープやシチュー、パスタ、サラダなどに。ごま和えやさっと炒めるのもおいしいですよ!葉が巻いていないぶん、芽キャベツより火の通りが速いです!

***

 
カーボロネロを使った今週のレシピ「カーボロネロのゆっくり焼き」はこちら!ぜひご覧ください。
それでは、また来週!