こんにちは、広報くらたです。
朝晩ぴりりと空気が冷たいですね。家の近所にある小さな庭園は、いま、サザンカとナンテン、葉ぼたんが主役です。淡い黄色と紫色の葉ぼたんがぽんぽんと交互に顔を並べている様子はとてもかわいいです…!
ぼたんそっくりに色づいているのは、名前の通り葉っぱ。葉ぼたんの先祖(今のケールに近いと思われます)を食料にするために、諸葛孔明が進軍する道々に植えていたという伝説があるそうです。
その「先祖」を観賞用に品種改良したものが今の葉ボタン、葉を結球させ食用に品種改良したものがキャベツ、つぼみを食べるように品種改良したものがブロッコリーやカリフラワーです。
というわけで今週は、ブロッコリーをピックアップします!ふっくら丸い形と鮮やかな色あいが、見た目にもおいしい野菜ですよね。
レシピはブロッコリーの甘みと香りをしっかり味わえる一品「ブロッコリーとレーズンのブルスケッタ」。茎も丸ごと使いますよ!ぜひお試しください◎
 

***ブロッコリー***

 

ブロッコリーは、小松菜や白菜など、多くの冬野菜と同じくアブラナ科の野菜。キャベツやケールとは原種が同じだろうといわれています。
原産地は地中海沿岸とされ、古代ローマ時代には栽培が始まっていました。今から1600年も前に書かれたローマの料理本には、「ブロッコリーのサラダ」のレシピが載っています。
日本には明治時代に入ってきたもののなかなか広まらず、1980年代、冷蔵庫が普及しサラダが家庭でもよく食べられるようになるとともに、ようやく栽培が本格化しました。アントシアニンを多く含む紫色のブロッコリーや、茎が細く長いスティックブロッコリーなどの品種もあります。

スティックブロッコリー(紫)

 
ゆでてサラダに、シチューなどの煮込み料理に、炒めものに、スープに、色々な料理にお使いください!わたしの一押しは天ぷらです◎
ブロッコリーは鮮度が落ちるのがとても速い野菜です。つぼみを開こうとしてエネルギーを使うので、時間がたつと味が落ちていってしまいます。ポリ袋に入れて冷蔵保存し、できれば2、3日で食べきってくださいね。冷蔵庫に立てて置くと、もちがよくなりますよ!
 

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今週のレシピ「ブロッコリーとレーズンのブルスケッタ」も合わせてご覧くださいね。
それでは、また来週!