こんにちは、広報・ヨヨギのくらたです。
新緑がまぶしいですね~!この季節の訪れを喜ぶのは、今も昔も同じ。「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」江戸中期の俳人・山口素堂の作です。目に耳に舌に、5月の旬を感じるウキウキ感が伝わってきます。わたしもカツオのたたきを食べよう…!
今週は、春から初夏にかけての今が旬!いろいろなエンドウをピックアップします。さやを食べるエンドウはシャキシャキ、実を食べるエンドウはホクホク、種類によって楽しみもいろいろ!レシピはそんな違いを味わうフリットです◎ぜひお試しください!    
***いろいろなエンドウ***
エンドウは中央アジアから中近東のあたりが原産地とされています。歴史は古く、エジプトのピラミッドからも発掘されているほど。日本へは奈良時代に穀物として中国から、江戸時代にサヤエンドウとしてヨーロッパから伝わりました。エンドウは漢字で書くと「豌豆」。由来には諸説ありますが、中国の漢方学の書物には、エンドウの苗が宛宛としている(=曲がりくねっている)ためとあるそうです。
坂ノ途中では、いろいろなエンドウをお届けしています!ちょっとずつご紹介! 
キヌサヤエンドウ

さやの長さが5~6㎝のうちに若採りしたもの。さっと茹でてサラダに、そのまま炒めものや揚げものに。シャキシャキ食感がおいしいです◎さやを食べるエンドウには、ほかにオランダエンドウなどの品種もあります。

スナップエンドウ

スナップエンドウ
アメリカで生まれた品種で、日本では昭和50年代から栽培が始まりました。豆がぷっくりと大きくなってもさやが固くならず、さやごと食べられます。肉厚でパリッとしてみずみずしく、とても甘いです!
赤花砂糖エンドウ
赤花砂糖エンドウ
キヌサヤを品種改良したもの。自社農場やまのあいだファームからお届けします!ぷくぷくした形がかわいらしいです。調理はキヌサヤやスナップエンドウと同じように。豆の味が濃く、しっかりした味わいです◎
実エンドウ
実エンドウ201405
完熟する前に収穫し、さやの中のやわらかい豆だけを食べます。ほっくりした優しい食感で甘みがあり、豆ごはんや卵とじにすると格別のおいしさです!グリーンピースも、実エンドウの仲間です。
マメ類は見た目はあまり変わりませんが、鮮度が落ちるのが早いです!届いたらお早めにお召し上がりくださいませ。

***いろいろなエンドウのフリット カレー塩添え***


1、キヌサヤ、スナップエンドウはすじを取る。実えんどうは実をさやから取り出す。
2、衣を作る。小麦粉70gに塩ひとつまみを加えてよく混ぜる。冷えたビール100mlを少しづつ入れて混ぜる(混ぜすぎないように。少しだまが残っていてもOK!)。
3、カレー塩をつくる。フライパンにカレー粉:塩=1:2の割合で入れ、ごく弱火で熱して炒る。香りがたったらできあがり。
4、1を2にさっとくぐらせて衣をつけ、170℃に熱した油で揚げる。3を添えてできあがり!
♦ポイント
エンドウたちをさっと揚げて、衣の中に旨みと甘みを閉じ込めました。キヌサヤのシャキ!スナップエンドウのパリッ!実エンドウのホクッ!とした味わいの違いが楽しめます。揚げている間にアルコールは飛ぶので、お子様も食べられますよ◎
***
それでは、また来週!