こんにちは、広報・ヨヨギのくらたです。
週末は寒かったですね…今週17日は彼岸の入りです。春のお彼岸に食べるのは「ぼたもち」。秋のお彼岸に食べるおはぎとの違いは、地方によって様々なんだそうです。同じものを春は牡丹に見立てぼたもち、秋は萩に見立ておはぎと呼ぶ説や、もち米がぼたもち、うるち米がおはぎとする説、こし餡がぼたもち、つぶ餡がおはぎとする説など。。みなさまの地域はいかがですか?
今週は、冬野菜の菜の花をピックアップします!春を告げる野菜のひとつです。じつは菜の花には、いろいろな種類があるんですよ。それぞれ少しずつ味わいの異なる冬野菜の菜の花、ぜひお楽しみください!(セットによっては入っていない場合もございます)レシピはシンプルなソテーです。にんにくの香りと菜の花の味わいが相性抜群ですよ~!              

***冬野菜の菜の花***


↑自社農場やまのあいだファームの、ことり菜の菜の花
菜の花は、アブラナ科の野菜の花芽の総称です。アブラナ科の野菜とは、ハクサイやカブ、ダイコン、コマツナ、ミズナ、キャベツなど。冬野菜の多くは、じつは同じアブラナ科の仲間なんです。冬野菜たちは、冬を越して気温が上がってくると、花茎を伸ばし、花を咲かせて子孫を残す準備を始めます。花茎のことを「董(とう)」といい、これが伸びてくることを「とう立ち」と言います。野菜はとう立ちが始まるとそちらに全てのエネルギーを注ぐため、ダイコンやカブなどの根の部分はスカスカに、葉野菜の葉の部分は固くなってしまうのですが、いっぽうでエネルギーの集中する花芽は柔らかくうまみと甘みがあって、とてもおいしいです!それぞれ、ハクサイならハクサイ、カブならカブと、親の特徴がほのかに感じられる味わいですよ◎

↑コマツナの菜の花。一番上に小さなつぼみができています。

↑ハクサイの菜の花。咲くとこのようになります!
(スタッフがご近所の家庭菜園で撮らせていただいたものです)
一般に出回っている菜の花は菜の花専用に品種改良されたものが多いのですが、坂ノ途中の提携農家さんは、ハクサイやコマツナ、カブ、ルッコラ、ケール、カーボロネロ、からし菜など、バラエティに富んだ菜の花を出荷してくださっています。細くて収穫が難しいため、とれるのは少量ずつ。何が届くか、お楽しみに!
保存時は濡れた新聞紙で包み、袋に入れ冷蔵庫に立てて置くともちが良いです。おひたしや天ぷら、ごまあえ、ソテーに!
***菜の花とひじき、ドライトマトのガーリックソテー***

1、ひじき10g(乾燥)は水もどしする。菜の花100gはざく切り、にんにく一片とドライトマト1枚はみじん切りにする。
 ※ドライトマトは戻さずにそのまま使います!
2、フライパンにオイルとにんにくを入れて火にかける。香りが出たらひじきとドライトマトを加えて炒める。仕上げに菜の花を炒め合わせ、みりんと醤油各大1を鍋肌に入れて味付けする(ドライトマトに塩気があるので調味料の量は調整してください)。
3、お皿に盛り付け、エキストラバージンオリーブオイルをたらしてできあがり!
●ポイント
ドライトマトが無い時は、ミニトマトでも。その場合は菜の花と同じタイミングで加えてください。ベーコンやあさりもよく合います。パスタソースにも!