「おーい、鹿いらんかー?」
冬、畑に出ていると、声をかけられることがあります。
見ると、近所の猟師さんが軽トラックの荷台に鹿をごろりと1頭載
内蔵は抜かれているけれど、触るとまだ柔らかい。
猟師さんがいらないのだったら、と、そのまま譲り受けます。
その日は大きな桶につけて水を流し、一晩かけて血抜きをします。
獣による畑の被害が大きくなっています。
やまのあいだファームだけの話ではありません。京都全体で鹿の数
人間は昼、鹿は夜に行動するので出会うことはないのですが、連日
そのうえで対策を立てるのですが、いつも裏をかかれて、あぁ、賢
狩猟期間、やまあいのあたりは鹿が多いので、何頭獲ってもいいそ
畑を荒らしてほしくはないけれど、面と向かったときに獲ることが
でも、鹿肉はありがたくいただきます。私ってずるいのか……
過疎化がすすみ、耕作放棄地が増え、獣害も酷くなっています。人
その一方で、農的な暮らしを求める若い人たちにお目にかかること
京都と瀬戸内を車で行ったり来たりしていると、道中のほとんどは
だから、田舎暮らしに興味があったら、ドライブをお薦めしていま
あ、夜の山道は気をつけてくださいね。獣が飛び出してきたりする
●あかね
※このあたりでは、人が集まるときに鹿肉の燻製がよくテーブルに
鹿肉は、イノシシにくらべると少し臭みがあって、脂身も少ないの
スライスした大根に載せて食べると最高。
田舎にいると食べものには困らないなぁと思います。