畑にひとりで出ているときは、
段取りを組むような、アタマを使うときは、歌がなくて、
あとは体を動かすだけというときは、作業のリズムに合うもの、
たとえば草刈りで刈り払い機を使うときはメタル系。ディープ・
刈り払い機のエンジン音、回転する刃の金属音、
ハルナ(陽光・やまのあいだファームの管理機)を動かすときは、
燃える男のってやつですね。気分は完全にマイトガイ、
「熱き心に」もいい。「昔の名前で出ています」は……。
そういえば、大工をしていた頃、
それに合わせて僕はギコギコギーコとノコギリを引いた。
歌が誕生するしくみのなかには、労働歌というものがあって、
そういうわけで、美輪明宏さんの作詞・作曲の「ヨイトマケの唄」
エンヤコ〜ラ♪ と鍬を譜っているうちに、涙が出てきて仕事にならなかった。
選曲もそうだけど、歳ですね。
●ケンゾー
※あ、一応、ヘッドホンは片耳だけにしています。