こんにちは、広報くらたです。
3月も半ば。そろそろ卒業シーズンですね。近所の小学校では卒業式の準備が始まったようで、「卒業生を送る歌」の練習が前を通ると聞こえてきます。
校庭にある大きなハクモクレンの樹にいっぱいついたつぼみが、ずいぶん大きくなってきました。ハクモクレンのつぼみは、両の手のひらで何かを優しく包んでいるような形をしています。ちょうど卒業式のころに、一斉に開きそうです。
今週は、この季節いろいろな柑橘を出荷してくださっている、広島の中原観光農園さんをご紹介します!車で一周1時間半ほどの小さな島
「大崎上島」で、丁寧なみかんづくりを続けていらっしゃる農家さんです。レシピも柑橘ですよ~!
 

*農家さん紹介:中原観光農園さん*

↑中原幸太さんと、お母さんの洋子さん
瀬戸内海に浮かぶ小さな島、広島県大崎上島町の「中原観光農園」さんは、中原伸悟さん、洋子さんのご夫妻と、息子さんの幸太さんの家族を中心に営む農園です。
30年ほど前から農園を農薬・化学肥料不使用に切り替え、徐々に面積を広げて、現在は約50,000㎡の畑で10種類以上の柑橘を育てていらっしゃいます。
中原さんのみかん畑には、おいしいみかんを育てるための工夫がいっぱい。たとえば、夏からみかんシーズンの終わりまで、土の上にシートを敷いて、雨水をシャットアウトしています。あえて根に水分がいかないようにし、ストレスを与えると、みかんは甘くなるんです。
いっぽうで、水分が少ないと、根はダメージを受けてしまいます。中原さんは、みかんシーズンの終わりから夏の初めまでの間にしっかりと土作りをすることで、水分ストレスに負けない木が育つようにしています。
土づくりには、なるべく島のものを使うように心がけているそう。島のしいたけ業者さんから譲り受けた菌床や、島で道路などを作ったときに出る木材で作ったチップ、農園のお隣のカキの養殖場から出た貝殻などを活用し、島での循環を大切にしていらっしゃいます。
 
↑昨年10月に訪問させていただいた時は、青々とした実がたくさんみのっていました!
栽培している10種類以上の柑橘は、それぞれに個性があり、栽培の工夫も少しずつ異なります。それでもたくさんの品種に挑戦するのは、「できるだけ長いシーズン、いろいろな味をお客さんに楽しんでもらいたいから」。
ただいま、清見オレンジ、紅はっさく、はるか、レモンなどをお届け中です。これから、ぱりぱりとした食感が魅力のパール柑などが登場予定
作った人の顔を思い浮かべてもらえるようなおいしい柑橘を、これからも作っていきたいそうです!
 

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今週のレシピ「モロッコ風 柑橘シナモン」も、ぜひ試してみてくださいね。
それでは、また来週!