こんにちは、広報くらたです。
今週から3月ですね。旧暦の呼び名「弥生」は、「草木がいよいよ生い茂る」という意味だそうです。
わたしの家の周りでは、梅に 続き、ミモザが黄色い花房をシャワーのように下げ、沈丁花が甘やかな香りを漂わせ始め、ふきのとうがにょきにょきと出てきました。ふきのとうは 大きくなるスピードが速い!1日見ない間にぐっと背丈が伸びています。
今週は、「京の伝統野菜」のひとつ、ミブナをピックアップします!シャキシャキ食感がおいしい野菜です。お漬物が定番ですが、今週の レシピは一味違うものを。ミブナの辛みに、ごま油の香りがよく合う一品です。とても簡単ですよ◎
 

*壬生菜*


ミブナはアブラナ科の野菜。カブやダイコン、ハクサイ、キャベツなどの仲間です。聖護院カブで作る千枚漬けの添え物としてなど、京都では昔から漬け菜として食べられてきました。
ミブナは、京都の壬生地域においてミズナから生まれた品種だと言われています。ミズナの葉がギザギザした「切れ葉」であるのに対し、ミブナの葉は切り込みのない「丸葉」。ミズナより香りがあり、噛みしめるとほんのりと辛みのある味わいです。
もともと江戸時代半ばから壬生地域ではミズナが特産で、壬生のミズナを特に「壬生水菜」「壬生菜」と呼んでいたそうです。その後、江戸時代終わり頃に丸葉のものが生まれ、これを「壬生菜」と呼ぶようになったそう。おもしろいですね。
お漬物にしたり、お鍋に入れたり、おあげと一緒に煮びたしにしたり、炒めものにしたり、生のままサラダに入れたり。ぜひいろいろな食べ方でお楽しみください!

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今週のレシピ「ミブナの長いも和え」は、ミブナの歯ごたえが楽しいレシピ。
合わせてご覧くださいね◎
それでは、また来週!