こんにちは、広報・ヨヨギのくらたです。
今週で3月もおしまい。早いですね。。。先週は冬の気温に戻り寒い日が続きましたが、夜、帰り道に空を見上げると、冬の星座の王様、オリオン座が西の空のずいぶん低い位置まで下がり、北の空では北斗七星が高い位置へ上がり見やすくなってきていて、季節はちゃんと春へと進んでいるんだなあと思いました。今週は暖かくなりそうですね!
今週は、新タマネギをピックアップします!毎年出始めの時期は、まな板の上で切った断面のみずみずしさに春を感じ、うれしくなります。レシピはシンプルなサラダ。ブログ「坂ノ途中の日報」では、サワークリームの手作りレシピも掲載しています!

***新タマネギ***

タマネギはユリ科(分類には諸説あります)の野菜です。歴史は非常に古く、紀元前33世紀~28世紀の古代エジプトの壁画に描かれているほど。労働者たちが腰にタマネギとニンニクを下げてピラミッドを建設している様子を描いたもので、当時タマネギが肉体労働に耐える、滋養強壮のための食べ物とされていたことをうかがわせています。ギリシャやローマでも、紀元前から栽培されていた記録が残っています。日本で栽培が始まったのは、そこからぐっと時代の下った、明治時代のことです。
1年を通して様々な料理に使われ食卓を賑わせてくれる野菜ですが、季節とともに表情は変わっていきます。トップバッターは早春の葉付きタマネギ。下の部分が膨らみ葉が倒れる前に収穫したもので、葉も肉厚で甘いです!
 
↑葉付きタマネギ
続いて新タマネギがスタート。水分が多く貯蔵性が低いため、春から初夏の収穫時期だけの味わいです。夏から冬にかけては、収穫後乾燥させ貯蔵性を高めた茶色い皮のタマネギが出荷されます。
 
↑新タマネギ
新タマネギは、柔らかさ、みずみずしさ、甘さが魅力。辛みが少ないので生食もおすすめです!煮るととろっと甘いですが、すぐに溶けるので大きめに切ってお使いください。春から初夏にかけてだけのおいしさ、色々な食べ方でどうぞ◎今年も鹿児島など九州からお届けがスタートします。関西の新タマネギはもう少しお待ちくださいませ! 

**新タマネギとサワークリームのポテトサラダ**


1、ジャガイモを皮付きで水から茹でる。茹で上がったら取り出して、熱いうちに皮をむいて軽くつぶす。塩、砂糖、酢少々で下味をつける。
2、新タマネギ(ジャガイモの半量)は繊維にそって薄切りにする。塩少々をふってしばらくおいてしんなりさせる。パセリ(少々)はみじん切りにする。
3、ジャガイモが冷めたら、ジャガイモ、水気をしぼった新タマネギ、サワークリーム(ジャガイモの1/4量)を和える。仕上げにパセリも和え、塩で味を調える。
4、お皿に盛り付ける。黒こしょうをひとふりして、エキストラバージンオリーブオイルをたらしてできあがり。
●ポイント
ジャガイモのうまみと新タマネギの甘さがこのサラダの決め手です。ジャガイモは、みずみずしさが売りの新ジャガイモではなく、秋に収穫して保存しておいた(越冬した)ものの方が、甘みがのっていてサラダには合うと思います。
●サワークリームは手作りしても美味しいです◎
生クリーム200mを40℃〜50℃にあたためる。ヨーグルト大3〜4を加えてよく混ぜて、常温で一晩おいて発酵させる。固まったら出来上がり。
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それでは、また来週!