農家になります!~畑デビュー編~

日に日に春が近づいているのを感じる今日この頃。
畑では大根や小松菜などの冬野菜から菜の花がニョキニョキと出てきて、足元にはふきのとうやつくしがたくさん生えています。
私の借りる畑でも、こんなにつくしが取れました。

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冬の間積もっていた雪がしっかり溶けて、土もやっと乾いてきたので、そろそろ耕し始めます。
耕うん機を何度もかけて、土をふかふかにしていきます。

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それと同時に、最初の肥料として養鶏場から頂いた鶏糞を土に混ぜ込みました。
あとは畝を立てて、苗を植えるまで少し待ちます。
生のままの肥料が植物の根にあたると根が傷んでしまうので、土となじむまで1か月くらい待つことにしました。
待っている間は、苗を作っておきます。
野菜には畑に直接種をまくものもあれば、苗を作ってから植えるものもあります。
そんなわけで、今は5月以降に畑に植えられるような野菜の種をポットにまいています。
例えば、ネギ。
小さなポットが連なったトレイに土を入れて、種をまいて、毎日水やりをしました。
すると…
1週間くらいで芽が出てきました。

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まだ小さくてひょろひょろですが、これからどんどん大きくなっていくので、徐々に広い場所へと移していきます。

他にも、山奥の畑ならではの仕事があります。
山には鹿や猪など、いろんな獣が住んでいます。
私の借りる畑でも、鹿の糞や足跡などを見つけました。

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そういった獣に畑を荒らされないように、柵をたてないといけません。
畑の周りに杭を打って、メッシュで囲んでいきます。
これで全て防げるわけではありませんが、できるだけ頑丈に作っておきたいですね。。。

4月から、坂ノ途中での仕事はいったんお休みして畑一本でやっていきます。
(畑の仕事が少なくなる冬場は、臨時スタッフとして事務仕事をしに戻ってきます。)
毎日畑に行って作業をするので、なかなかブログは更新できないかもしれませんが、今後はFacebookなどを通じて畑の様子を紹介していけたらいいなと思っています。
今年は色んな野菜を少しずつ育てる予定なので、たくさんお届けすることはできませんが、できるだけ良いものを作れるようにがんばります!!



農家になります!~準備編~

こんにちは!春から農家デビューする坂ノ途中スタッフのメイです。

私は生まれ育った場所とは違う土地で、農業をはじめることになりました。
実家が農家というわけでもありませんし、農業に必要なものは一からそろえなければいけません。

まずは、農地。

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私の場合、お手伝い兼勉強をさせてもらっている農家さんの畑の近くで、たまたま空いている農地を紹介していただけました。
他にも、行政に相談したり、農業の研修をしていれば研修先の農家さんに紹介してもらったり、方法は様々あると思います。
農地を借りる際、私は土地の利用権設定という制度を利用しました。いくつか書類は必要になりますが、この利用権設定をしておくと農家として認めてもらうことができます。
つまり、契約期間中は安心して借りている農地を耕作できる分、責任を持って畑を活用しなければならないということです。提出書類には何をどれだけ作るのかという計画を記載する欄もあります。
私は色んな野菜をちょっとずつ作ろうと思っているので、書ききれなくて欄からはみ出してしまいました…

次に、道具。
使う道具は、どんな農業をするかによって変わってきます。
例えば、自社農場のやまのあいだファームでは耕運機などは使わず、スコップ(シャベル)だけで畝を立てて、畑の管理をしています。
一度作った畝はずっと壊さず、畑の土を雑草や土の中の微生物の力で耕す農法だからです。
何度も畝たて作業が必要なら、機械が要ります。
もちろん、機械なんて無い時代の人々は鍬を使って耕したり、牛や馬を使っていたのですが・・・
それだととても大変なので、今は大きなトラクターや手押しの耕運機などを使って耕すのが一般的です。(今でも手作業だけで耕しているすごい人もいます!)

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※上の写真は取引先の農家さんのところでトラクター体験中の私です。

私の借りる予定の場所は段々畑で細かく分かれていて、入口も狭くトラクターは入れないので、手押しの耕運機を使うことにしました。
他にも、草刈機や水を汲むためのポンプ、畝たてや除草などに活躍する管理機もあると便利です。
もっと基本的な道具として、畝を立てるための鍬やスコップ、土を平らにならすためのレーキ、雑草を刈るための鎌、収穫用のハサミなども必須です。

道具だけではなく、消耗品も買いそろえなくてはいけません。
農法によっては全く使わないものもありますが、例えば土を覆って雑草を抑えたり保湿・保温するために使うビニール(通称マルチ)。ビニールのほか、稲わらや刈り草を利用する場合もあります。
夏野菜の代表とも言えるナスやキュウリ、ツルがぐんぐん伸びる豆類などを支える支柱。自分で竹を切って使ってもいいし、しっかりしたものがよければ金属製の支柱を買ったりします。
気温の低い時期や虫の多い時期にはトンネルをかけて、トンネル用の支柱やビニール、不織布、防虫ネットなどを使うこともあります。

農業で使うものって、こんなに色々あるんですね。
道具が増えれば、しまう場所も考えなくちゃなりません。
もっと規模が大きくなれば、ビニールハウスや軽トラも欲しくなってくると思います。

たくさん道具を使う農法もあれば、ほとんど手作業でできる農法もあって。
色んなタイプの農家さんがいて、それぞれがこだわりを持って野菜を作っています。
それって、とても素敵なことだなと思います。
私もそんな素敵な農家さん達の中の一人になれるよう、がんばっていきたいと思います!



農家になります!

はじめまして、坂ノ途中スタッフのメイです!

25歳女子、名古屋生まれの名古屋育ちなのですが、「有機農家になりたい!」と思い京都に移住。

坂ノ途中では、出荷や事務のアルバイトをしています。

仕事でも休日でも、常に野菜と関わりながら過ごして約一年。

この春からいよいよ、農家デビューすることが決まりました!

農業を始めるにあたって、色々なできごとがありました。

そんな農家になるまでの道のりを、皆さまにこのブログでお伝えしたいと思います。

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畑は、こんな感じの山奥にあります。

 

そもそも、なぜ有機農業がしたいと思ったのか?

私のように若い新規就農者で、有機農業をやりたいという人は増えているようですが、それでも今の農業の主流は、農薬や化学肥料を使用する慣行農業。だから、なぜ?と色々な人に聞かれます。

理由は人それぞれだと思いますが、私の場合、今思えば三つのきっかけがありました。

 

一つめは、自然が好きで生き物の仕組みに興味があったこと。

森や川など自然の中で遊ぶと開放的な気分になるし、山を歩くと気持ちが安らぐ。

生き物がたくさんいる中に自分がいるという感覚は、なんとも言えないものがあります。

大きな生き物から小さな生き物、動物や植物、すべての生き物が関わり合い、絶妙なバランスで生態系を作っている。

生き物の体の中にある様々な器官や、細胞の中で起こる反応、色んな歯車が見事にかみ合って生きている。

もともと食べることが大好きだった私は、人間が食べ物を体内でどう使っているのかをはじめ、動物や植物の生理、そして微生物との関わりについて知っていく中で、あまりにも理にかなった生き物の奇跡的な仕組みに驚嘆しました。

そして、もっと知りたい、もっと身近に感じたいと思うようになりました。

 

二つめは、「もったいない」が嫌だったこと。

子どものころから物を無駄にすることが嫌いで、親からも「もったいないおばけ」と言われていた私。

当時、毎週欠かさず見ていたお気に入りのテレビ番組がありました。江戸時代の人々の暮らしを紹介する、という番組です。

昔の人々は身の回りにある資源を無駄なく使い、循環させて生活をしていたといいます。

今の生活は、便利さを追求するあまり、「もったいない」と感じてしまうことが多くあります。

そんな中で私は、昔の人々の「もったいない」のない生活を作る、循環の仕組みに憧れを抱きました。

 

三つめは、持続可能な生活をしたいと思ったこと。

今のような暮らしをずっと続けていたら、いつか資源が枯渇してしまう、とよく言われます。

農業でも、今使っている資源の値段はどんどん上がるかもしれないし、いつまでもあるとも限りません。

あるものを循環させて営む農業ならば、そんな状況がもしやって来たとしても、持続させることが可能だと思います。

また仕事に関しても、どんな状況でも生きていけるスキルを身に付けたいと思い、生きるための原点である「食」をつくる農業に行きつきました。

 

生き物の仕組みを学びながら、あるものを無駄なく使って、食べ物を作るというどの時代にも欠かせない仕事をしたい。

そんなわけで、有機農業という結論にたどり着いたのです。

 

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今は仕事の合間合間に、坂ノ途中のお取引農家さんで勉強させてもらいながら、畑の準備中です。

また様子をお知らせいたします!お楽しみに!



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