坂ノ途中だより:ダイコンやカブの「す」について

2018.03.17 | category: やさいのはなし

こんにちは、広報くらたです。冷たい雨が降ったかと思えば初夏のような気温に…春のお天気は不安定ですね。

この時期は野菜のコンディションも不安定に。ダイコンやカブを切った時、中が空洞になってしまっていることがあるかもしれません。

これは「す」。今週は、この「す」がなぜできるのか?を解説します!

ダイコンやカブの「す」について

「す」は、上の写真のように、野菜の中が空洞になっていること。漢字で書くと「鬆」です。「すが入る」要因はさまざまですが、冬の終わりごろに見られる「す」には、冬野菜の季節のサイクルが大きく関係しています。

冬野菜は「なんとか冬を乗り切って、春に花を咲かせ子孫を残そう!」と考えています。そのためカブは茎に、ダイコンは根と茎に、ニンジンは根に、冬を越すために必要な栄養を蓄えます。

つまり、普段わたしたちが食べているのは、野菜にとって冬を乗り切るための貯金箱のような部分。冬の終わりになってくると、この貯金を使って、春に向け花を咲かせる準備を始めるんです。その結果、肥大化した部分がだんだんスカスカになりスポンジ状になったり空洞になったりします。これが「す」です。

「す」が入ったダイコンやカブは繊維が固く、旬のものより味は落ちてしまいます。でも、これは野菜たちが花の準備を始めている、春が近づいているしるしでもあるんです。

この時期、坂ノ途中では「す」が入ってるかどうかを外側から慎重に検品しながら箱詰めしていますが、「す」入りの兆候に気づけないこともあるかと思います。もし、お届けしたダイコンなどを切ってみて「す」が入っていたら、「もう冬も終わりだな」と、季節の移ろいを感じてみていただけると嬉しいです。

※その後、坂ノ途中にご連絡いただければ、代品のお手配をいたします。大変お手数ですがご一報くださいますようお願いいたします!

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それでは、また来週!



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