こんにちは、広報くらたです。
2月も後半になりました。今週2月23日は、語呂合わせで「富士山の日」だそうです。わたしは何度か登ったことがあるのですが、日の出前の夏とは到底思えない寒さと、夜が明け日が高く昇ったとたんに感じる嘘のような暑さに、太陽のパワーってすごい…!と毎回驚かされています。夜の星空も本当に美しいです!
地上では、少し春らしい日差しを感じるようになってきましたね。今週は、旬まっさかり!柑橘類をピックアップします。色も形も味わいも、似ているようでちょっとずつ違う柑橘たち。おまけでも時々登場します。お楽しみに!
***いろいろな柑橘たち***

「柑橘」は、ミカン科・ミカン亜科のうちカンキツ属・キンカン属・カラタチ属に属する植物の総称です(分類には諸説あります)。4000年以上前から中国で栽培されていたそう。昔も今も、その爽やかな香りと味でわたしたちを楽しませてくれています。ビタミンCなどの栄養もたっぷりです。
柑橘類は水はけがよい(農家さんは「水が切れる」と表現します)土地を好むため、山の斜面で栽培されることが多いです。斜面を果樹園にしておくことで、そこが山にすむ獣と人との境界となり、また、土砂崩れや竹藪が広がるのを防いでくれます。柑橘農家さんが農業を続けていくことには、とても大きな意味があるのです。山はだに広がる果樹園の風景に思いを馳せつつ、個性豊かな柑橘たちをお楽しみいただけたら嬉しいです!
1、ポンカン

インド原産。日本には明治時代に伝わりました。みちっと詰まった果肉はとっても甘く、香りが良いです!皮は薄めでむきやすいです。
2、紅はっさく

皮がオレンジ色のはっさくです。一般的なはっさくに比べ、酸味は柔らかく甘味が強いです。果肉のぱりっとした食感がたまりません!
3、ネーブル

19世紀に発見され、アメリカのカリフォルニアで広く栽培され知られるようになった品種です。甘味も酸味も濃く、バランスが良いです。華やかな香りも魅力です。
4、デコポン

清見オレンジとポンカンを掛け合わせてできた日本生まれの品種で、頭がぽこんと出た特徴的な姿をしています。とても濃厚な甘さ!
5、はるか

黄色い皮がなんだか酸っぱそうな印象を与えますが、酸味はあまりなく、さわやかで上品な甘味を持っています。ジューシーでぷりっとした歯ごたえでおいしいです!皮と実の間の白い部分にも甘みがあります。
6、レモン

原産地はインドのヒマラヤ地方です。果汁をきゅっと絞って、飲み物や料理の酸味付けに。香りの成分は皮部分に集中しているので、レモンティーやお菓子の材料には、皮ごと使うのがおすすめです!

**柑橘とニンジンのサラダ・バニラ風味**


1、柑橘から実を切り出し、重量の20%のエキストラバージンオリーブオイル、10~20%の砂糖、鞘に切れ込みをいれたバニラビーンズ少々と合わせてマリネする。
2、ニンジンは皮を剥いて千切りにし、重量の2%の塩で塩もみし、しばらく置いておく。
3、1と水気を絞った2を合わせたらできあがり!

*かんきつのむき方*

1、上下を少し切り落とす。
2、房の形に添って皮と実を引き離すイメージで包丁を入れ、皮をそぎ落とす。

3、房と房の間にナイフを入れ、切り込みを入れる。反対側の薄皮の手前にナイフを入れ、切り込みを入れ、実を取り出す。

柑橘類と相性のいいニンジンをサラダにしました。バニラの甘い香りが利いて、デザートのようなサラダです。おもてなしにも!サーモンなどもよく合います。

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それでは、また来週!